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現在の住宅建築業界は合理化が進み、現場での造作にあまり手をかけずにすむように材料が作られています。その最たるものがプレカットです。プレカットとはあらかじめ材料を機械加工して建て方に備えるというもので従来の建築現場で大工が木材を加工していた方法に比べ、工期短縮などによるコストダウンが図れる事が現在の大きな魅力となっています。
他には、大工技術のバラツキによる仕上がりの良し悪しなどがあげられます。
一方、複雑な仕口には対応できない、基本的に部材の選定ができないなどのデメリットがあります。
ここではもう一歩踏み込んだデメリットを申し上げます。
プレカットはたしかに作業効率は上がるし現場の廃材も少なくて済むでしょう。しかしこのような現場に慣れてしまえば人は自分で考えて仕事をするということが少なくなります。家を建てるという感覚から家を組み立てるという感覚に陥ってしまいます。
私は今の世の中便利さや合理化を追求することを否定はしません。しかしどの業界でも言えることですが、追求するあまり本来「人」がもっている機能を退化させているような気がしてなりません。
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